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お知らせ【Youtube】 高気密高断熱を追い求めると損をする?コスパ最強の高気密高断熱住宅の作り方を数字で解説!
- 高気密・高断熱の基本(C値とUA値)
住宅の性能を表す指標には、主に「気密」と「断熱」の2つがあります。
- 高気密(C値): 家の隙間の少なさを表し、数値が小さいほど性能が高いことを示します。断熱は計算で出せますが、気密は現場での実測が必要であり、職人の技術力に左右されます。C値1.0以下が高気密の目安とされ、32坪の家で隙間が名刺2枚分程度の状態を指します。
- 高断熱(UA値): 外の暑さや寒さを伝えにくく、室内の熱を逃がさない性能で、計算によって算出されます。2025年4月からは断熱等級4が義務化(最低レベル)され、一般的には断熱等級5(ZEHレベル)以上が高断熱と呼ばれます。
- 「高性能至上主義」の背景
以前は断熱・気密の基準が曖昧でしたが、現在は数値で明確に示せるようになったため、他社との差別化として「数値の高さ」を競う傾向が強まっています。特に寒い地域では「温かく快適な家に住みたい」という要望が強く、言葉ではなく数字で性能をアピールする競争が激化しています。
- 超高性能(オーバースペック)の落とし穴
しかし、数値を過度に追い求めることは、以下の3つの理由から「オーバースペック」になり得ると指摘されています。
- 体感・実感できない: 一定以上の性能向上は、住んでいて違いを感じにくい。
- 元が取れない: 性能を上げるための追加コストに対し、光熱費の削減効果が見合わない。
- ヒート20の見解: 高断熱住宅の研究会「ヒート20」のガイドでも、C値は0.7(±0.2)程度が適当とされています。0に近い数値を達成するために多大なコストをかけるなら、その投資を他に回した方が良いと考えられています。
特に断熱等級については、等級5から6へ上げるのに150万〜200万円程度かかり、さらに等級7へ上げるには同等以上の追加費用がかかりますが、等級6から7への性能向上幅はわずかであり、コストパフォーマンスが極めて悪くなります。
- 地域別の適正スペックと日射遮蔽
適正な断熱性能は地域(1〜8地域)によって異なりますが、「どの地域でも北海道のZEH基準であるUA値0.4程度」を目標にすることを推奨しています。また、断熱材にお金をかけすぎるよりも、夏場の快適さには「日射遮蔽」(窓からの日差しを遮ること)の方が有効です。壁から入る熱は7%程度ですが、窓から入る熱は73%に達するため、日差しを遮る工夫の方が体感的な効果が大きくなります。
- スペックより大事な「暖房計画」
最も重要なのは、高気密・高断熱にするだけでは家は温かくならないという点です。
- 高気密・高断熱はあくまで「保温性能」が高いだけであり、魔法瓶のようなものです。
- 冬にセーター(断熱)とウインドブレーカー(気密)を重ねても、着ている人間(熱源)が発熱していなければ温かくないのと同様に、家にも適切な「暖房計画」が必要です。
- 大井建設では、基礎から家全体を温める「床下エアコン」などを標準とし、性能という「箱」と暖房という「熱源」の両立を重視しています。
結論として、数値を盲信するのではなく、コストと性能のバランス(UA値0.4程度)を見極め、しっかりとした暖房計画を立てることが、賢い家づくりのポイントです。
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