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スタッフブログ変動金利を選ぶ予定の全ての人へ。9割が知らない、金利上昇に備える返済方法とは…
- はじめに:変動金利の現状と不安
住宅ローンで変動金利を選ぶ方は現在でも非常に多く、家計にとって魅力的な選択肢です。しかし、「金利が上がったらどうしよう」という不安を抱えている方も少なくありません。この動画では、変動金利のメリットを活かしつつ、固定金利のような安心感を確保できる「具体的に安全性を高める返済方法」について解説します。
- 変動金利の最大のリスク
変動金利の最大のリスクは、「契約時に最終的な総返済金額がわからない」という点にあります。
- 固定金利(フラット35など): 実行された段階で、最終的な支払額が確定します。
- 変動金利: 35年後の最後の引き落とし日まで、いくら払うことになるか誰にもわかりません。
この金利の仕組みは「リスクを誰が取るか」で決まっており、固定金利は銀行がリスクを負うため金利が高く、変動金利は借りる側がリスクを負うため金利が安く設定されています。
- 「3つのルール」に隠された落とし穴
変動金利には、金利上昇時に借り手が困らないよう、表向きは安心させるための「3つのルール」が存在します。
- 半年ルール: 半年ごとに金利を見直す。
- 5年ルール: 金利が変わっても、5年間は毎月の返済額を変えない。
- 1.25倍ルール: 5年後の返済額見直し時、前回の1.25倍までしか上げない。
しかし、ここに大きな注意点があります。「返済額が変わらない」からといって、安心はできません。 金利が上がると、毎月の返済額の中の「元金」と「利息」の割合が調整されます。返済額(例:10万円)が同じでも、利息の割合が増え、元金が全く減っていないことに気づかないケースが多いのです。その結果、35年で終わるはずのローンが40年かかるようになるといった事態が起こり得ます。
- 解決策:リスクを緩和する「つもり貯金」
変動金利のリスクを抑えるためにおすすめなのが、「つもり貯金」という方法です。
- 仕組み: 「全期間固定金利(例:2.0%)」を借りた「つもり」になって、実際の「変動金利(例:0.8%)」との差額を貯金しておく方法です。
- 具体例: 4,000万円を35年返済で借りた場合、差額が月々約2.5万円あれば、年間で30万円、10年で300万円貯まります。
- メリット: 金利が上がった際にはその貯金を繰り上げ返済に充ててリスクを緩和できますし、上がらなければそのまま資産になります。
- シミュレーションと将来の予測
将来の金利を予測するのは困難ですが、世界の状況を見ると、日本の低金利は特異です(アメリカ6.7%、韓国5.8%など)。日本でも過去(1984年頃)には変動金利が8.5%だった時代もあり、今後金利が上昇する可能性は十分にあります。
- 運用との組み合わせ: もし毎月2.5万円の差額をNISAなどで運用(年利3%想定)すれば、35年後には約1,839万円になる計算もあり、より効果的に備えることができます。
- まとめ
変動金利を選ぶのであれば、ただ安いからと選ぶのではなく、「固定金利を払っているつもり」で差額を貯金(つもり貯金)し、自分自身で金利上昇リスクをコントロールすることが極めて重要です。
※解説のポイント: 住宅ローンの返済は、長い航海のようなものです。変動金利という「燃費の良い(金利が低い)が天候に左右される船」に乗るなら、「つもり貯金」という予備の燃料(資金)を常に用意しておくことが、目的地に無事たどり着くための賢い戦略といえるでしょう。
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